行船公園と言えば、江戸川区西葛西が誇る江戸川区立の公園です。
葛西エリアでは葛西臨海公園につぐ規模の敷地面積で、地元民なら一度は訪れたことがありますよね。ちなみにその広さは29,752平方メートルだそうです。阪神甲子園球場のグラウンド面積が13,000平方メートルらしいので、だいたい甲子園のグラウンド2個分くらいの広さですね。
そんな行船公園を、地元民目線で語りながらご紹介していきたいと思います。(自然動物園についてはまた別記事でご紹介しようと思います、あまりにもボリュームが増えるので汗)
もくじ
行船公園の全体マップ
ちょっとわかりずらいのですが、行船公園と宇喜田公園て隣接していて合体しているみたいな形になってるんですよね。まずは全体像を載せて置くので、この地図を見ながら位置関係を把握してみて頂ければと思います。
この画像のカラーになっている部分が、宇喜田公園の敷地で、白黒になっている部分が行船公園の敷地となります。大きく分けるとまずこの二つの公園に分かれます。
その中で、行船公園は動物園エリア、公園広場エリア、平成庭園エリアと大きく3つに分かれて、宇喜田公園の方は南側のスポーツ広場と北側の少年野球広場に分かれます。
この二つはどちらも野球場になっていますが、スポーツ広場の方は中学生以上~大人向きの作りになっていて、少年野球広場の方は隣にブランドや滑り台など遊具がある公園も隣接しているので、小学生くらいまでが対象になっています。
前置き長くなりましたが、まずは行船公園のエリアからみて見ましょう。
行船公園エリアの施設
まずは行船公園のマップを。
この画像で見ると、右側に棒茅場(ぼうしば)通りという道路が通っていますが、ちょうどそこのトイレマークのあたりに南門があります。
西葛西駅からくるとこの南門から公園に入ることになるので、記事でもその順でみて見ましょう。
行船公園本体の遊具と水遊び噴水エリア
動物園を横目に抜けると遊具と噴水があるエリアに出ます。
1月の平日ですが、小さいお子さん連れのご家族が数組。
これが行船公園の水遊び名物噴水です。
夏ころになると海パン一丁またはオムツ世代が全裸で飛び込んでいる光景が見られます。夏の夜になると酔っぱらった大人が入浴していることもあるのでお気を付けください。
続いて巨大滑り台。
正式名称はジャンボスライダーと呼ぶそうです。
以前に「ここでスケボーはやめろ」という啓蒙記事も書いているので、合わせてお読みください。
噴水エリアにはいくつか遊具もあり、鉄棒、砂場もあります。
だいたい女子はここでオママゴト的なことをしがちですね。
後ろを見ると健康器具がいくつかあります。
ぶら下がり、上り下りするやつetc。
親切に使い方も書かれています。
噴水と遊具のエリアはほぼこれだけですが、広さもあるので結構遊べます。ジャンボスライダーは小さい子供達に大人気なので、土日休日になると滑り転げる子供達で溢れかえります。
では次、隣の桜広場に移動します。
行船公園の桜広場
今日は冬真っただ中1月ですので枯れていますが、この桜達が満開になるとかなり見ごたえある広場に生まれ変わります。
画像に見えているゴムマットが敷かれてるエリアはお花見シートで埋め尽くされ、お隣スリーエフのお酒が買い占められるのです。
飲みすぎてトイレが近くなっても桜広場にはトイレがあるので問題ありません。
しかもオムツ台完備です。行船公園と宇喜田公園内には4~5つくらいトイレがありますが、1つ除いてオムツ台まで付いていたと思います。
桜広場から平成庭園に移動するところに、一応車が通れるような通路(道路?)があります。
ではではそのまま平成庭園に移動。
平成庭園で鯉の餌やり可能
「平成庭園~源心庵へお越しの方は~こちらでお降りください~」
みたいな都営バスのアナウンス、まだあるんですかね。たぶんバス停宇喜田に停まる時にアナウンスされると思うんですけど、あの源心庵とはこの行船公園内にあるここのことです。
平成庭園エリアの全体マップです。
今はちょうど表門のあたりにいますので、このルートでぐるーーっと廻っていこうと思います。ここも地元民にとっては思い出の地ですね。
いきなり入口の脇のあたりに「徳川家光公献上」という灯籠があります。木札の文字はよく読めませんが・・・。
ちなみにこの敷地は昭和8年に田中源さんが東京市に寄付したらしく、その後江戸川区に委譲されたらしいです。田中源さん、調べてみるとwikiも出てきて、葛西村の村長から衆議院議員まで務めたらしい。知らなかった。英雄だ。
源心庵の源も田中源さんから来てるな。
平成庭園と源心庵の解説。
四季を通じてさまざまな変化を楽しむことが~と書かれてますが、本当に色々楽しむことができるので、今日久しぶりに来てみて改めてオススメ。プラプラ散歩するだけど心が洗浄されます。小鳥もたくさんいるし、桜から紅葉まで四季折々。
では源心庵へ。
晴れ過ぎてて良く見えないけど素晴らしい石庭。完璧に管理整備されてます。
準備完了してればフラっと中を見せてもらえるのだろうか、実は長く西葛西に住んでたけどこの建物内には入ったことがない。みて見たかった。
うーん、素晴らしい。風情があります。
ちなみに、源心庵を利用したい場合は予約が必要で、
「源心庵、土木部水とみどりの課調整係、各事務所へ直接ご来庁のうえ、所定の申込書に利用料を添えてお申込ください。利用日の5ヶ月前の1日から受付を行います。」
だそうです。
連絡先と利用料・利用時間は下記の通り。
- 電話:03-3675-6442
- 【平成庭園】
4~9月:午前7時~午後7時
10~3月:午前8時~午後6時 - 【源心庵】
午前9時から午後9時(要予約)
お茶会とか教室とかに利用するんですかね。月見台って名前の縁側みたいなところがありますけど、午後9時までなら本当にお月見もできますね。
源心庵の間を抜けて奥へ進むと、
主池に続く小川が流れてます。
25年前くらいはここにザリガニがたくさんいて、スルメイカを持ってきて釣ったもんです。今はたぶんいなそうでした。
源心庵横にもトイレが。たぶん唯一ここだけオムツ台や障害者用トイレが使えなくなってるので注意です。
一度通路を抜けて、東側から再度平成庭園内へ。正面に見えてるのはつつじ亭の背中です。
階段を上って奥に進むと花菖蒲のエリアへ。ここは満開シーズンにまた撮影に来たいですね。
菖蒲エリアの奥にはナイアガラ風の滝があります。
反対側から。いやぁ、ぼーっと見てても飽きないです。
つつじ亭の正面側。
だいたいゲームボーイにハマる世代になるとここの小屋に隠れて通信対戦したりします。今はゲームボーイじゃないだろうけど、この日も小学生が小屋の中でゲームしてましたw 懐かしい。
主池の奥から見た源心庵。素晴らしすぎ。
これ金閣寺と引けを取ってない気がするんですけど、気のせいですかね。
松の木やツツジの通りを抜けていくと大滝があります。
写真だとなかなか伝わらないですけど、これも良い雰囲気ですよ~。
隣には林泉亭。つつじ亭同様、ドロ警の時には隠れ家となります。
だいたい小学生低学年くらいの時にここに来るとこの石の道で遊びますね。
そしてどこまで足をつかずに行けるかとか、どの石に飛び移れるかという遊びをやりだしてドン臭いやつが池ポチャします。
石田波郷(俳人)の一句が彫られています。石田さんと言えばこのあたりの昔からの苗字かと思いますが、wikiをみて見ると地元は葛西エリアではなさそうですね。1946年にこのあたりに越してきたみたいです。むしろそれが石田性の始まりか??(ご存知の方おりましたらご教授下さい)
源心庵の脇にある桜エリアのしだれ桜です。
これ桜の季節になると最高に良いですよ。ライトアップもされますし。
昔はここで夜桜できたんですけど、最近は芝生の中に入れないぽい雰囲気ですね。
他にも桜がたくさん植えられてます。
ちなみに、今日は見かけなかったですが、この主池には結構な数の鯉がいて、動物園入口の横にある管理室で鯉のエサ(50円)を買うことができます。
ぱーーっと餌をやると恐ろしい勢いで鯉が群がってくるんですが、またその画は今度撮りに来ましょうw
この椅子に座って抹茶でも飲みながら桜を見なさい
と言わんばかりの位置にベンチが配置されてます。
紅葉の時期なんかも良さそうですね~。
そんなこんなで、
一周して入口に戻ってまいりました。改めて来てみたけど、やっぱり素晴らしい平成庭園。
では行船公園のプチ名物釣り堀エリアに移動します。
行船公園の釣り堀エリア
釣り堀エリアには大きな釣り堀が2つあり、もう少し暖かい時期だと釣り好きのおっちゃんがたくさんいるんですけど、
この日は鳥しかいませんでした。(この鳥なんでしょう?鳥に疎くて。。。)
ちなみにこの白い鳥は結構よく見かけます。
釣り堀はヘラブナ釣りができるみたいで、無料で利用できます。注意点は下記の通り。
行船公園付近の子連れランチできるお店
行船公園に来たら、どこかでランチもしたいですよね。
しかも、ほとんどの方が子供連れだと思うので、できるなら子連れで入りやすいお店が良い。というわけで、行船公園から徒歩2分以内くらいで子連れでいけそうなお店をまとめてみました。
みんな de イタリアン Cuore
- 東京都江戸川区西葛西1-14-8
- ランチタイム11:30~15:00(L.O.14:30)
- 定休日:月曜日(月曜が休日の場合は火曜日)
西葛西駅の方に出てすぐ通り沿い(棒茅場通り)にある小さなイタリアンのお店です。
ただ、取材時には子ども椅子などはなかったようなので、あまりお子さんの人数が多いと大変かも
ムスカン
- 東京都江戸川区西葛西1-12-20
- ランチ 11:00~15:00
- 年中無休
棒茅場通りと船堀街道の交差点にあるインド料理とネパール料理を取り扱うお店です。メニューの数がとにかく多いです。
NKダイナー193
- 東京都江戸川区西葛西1-15-12 ルシェール西葛西 1F
- ランチ11:00〜15:00(L.O 14:15)
- 定休日:火曜日・第3週月曜日
西葛西駅方面に出て、すき家を回りこんで裏側に出ると葛西橋通り沿いにあります。
すぐそこなんですが知らないと行船公園からは見つけにくいかも。ただ、このお店はディズニー映画が流れてたり、ベビーカーでもOKですし子連れランチには一番オススメかと思います。ハワイアンな店内は雰囲気も良いです。子供用の食器や椅子も完備。
カウボーイ家族
- 東京都江戸川区北葛西2-10-21
- ランチ 平日11:00~15:00(土日16時まで)
メインのハンバーグやステーキを選んで、セットでサラダバーがついてくるタイプのファミレスですね。お子様カレーやハンバーグもあり、もちろん子供用の食器なども用意があります。
岩本珈琲
- 東京都江戸川区北葛西4-1-49
- 7:00~17:00(土日9:00~17:00)
- 不定休
こちらの岩本珈琲さんは、あまり席数もありませんのでゆっくり食べるお店ではないですが、テイクアウトができるので行船公園でピクニックがてら食べるというのはありですね。もちろん店内でも食べられますが。コッペパンと焙煎珈琲のお店です。
スシローor銚子丸
船堀街道側を出るとスシローと銚子丸もありますが、土日はだいたい爆発しているので早めにモバイル予約しておきましょう。
イオンに行く
あとは、行船公園交差点(五差路)の交差点を渡るとすぐイオンがあるのでフードコートやイオン内のレストランで食べるのもありですね。いざオムツがない!ってなってもイオンいけば大丈夫ですw
以上、行船公園に来た時に子連れランチで使えるレストランでした。
宇喜田公園エリアの施設
続いて宇喜田公園側の紹介です。
宇喜田公園側は大人用の野球場があるスポーツ広場、ファミリー広場と、少年野球場がある少年野球広場、草花広場のエリアに大きく分けられて、その隙間に遊び場やドッグランのような敷地、ゲートボール場なんかもあります。
スポーツ広場エリア
これがスポーツ広場(大人用野球場)です。
A面とB面あり、土日はだいたい地域の軟式野球チームが試合や練習をしています。平日の昼間は勝手に入って遊んでいても大丈夫です。この日も凧揚げしてる子供たちがたくさんいました。
団体で借りる時は事前に申し込みが必要ですね。
昔はこの野球場でたくさん野球したものです。当時とはフェンスやらが増えて少し景色が違いますが、懐かしいです。
スポーツ広場の東側にあるファミリー広場です。
テーブルと椅子のセットがいくつかあるので、ここで簡単な食事や休憩はできますね。
よくここで集まってお酒飲んだりしましたが、天気の良い日中に外でお酒飲んでるとすぐ酔っぱらうので注意してください。
草花広場・少年野球広場エリア
ここはスポーツ広場と少年野球広場の途中にある遊び場広場です。奥に少し見えてるのがゲートボール場ですね。
ここが第一駐車場の裏手にある名もなき広場。犬連れの方がゆったり放し飼いにして遊んだり、ドッグランぽい感じで使われてることが多いです。
次は遊具広場。ここは地元民には人気の公園で、平日の日中はたくさん自転車が止まっていてお母さまたちが談笑しながら子供が遊んでるのを見守ってます。
遊具はブランコと、
アスレチック風の滑り台(ローラー滑り台)やのぼり棒、
行船公園にもあった健康器具もあります。
最後は謎の乗り物。これはなんでしょうかね?奥はぎりぎりエビフライな気がしますが、手前のは完全に謎です。
遊具広場をさらに奥に行くと少年野球広場があります。土日は地元の少年野球チームが練習してます。
以上、長くなりましたが行船公園と宇喜田公園の紹介でした。
これでも動物園が書ききれてないのでまた遊びに来たいと思います!
行船公園への行き方
最後に、行船公園への行き方です。
バスでの行き方
西葛西駅からバスで行く方法です。
まずは駅の南口(警察がある方)を出て、右側を見るとバス停があります。
バス停の島が3つ並んでるので、2つ目の「新小21」というバス停に行きます。
西葛西駅からだと、2つ目のバス停「宇喜田」で降りるとすぐそこです。
万が一降り忘れた場合は北葛西二丁目でもすぐそこなので大丈夫です。
だいたい平日だと1時間に8本、土日でも5~6本は運行してるので、歩くのがしんどい人はバスがおすすめです。
徒歩での行き方
西葛西駅から行船公園は歩くと15分くらい。
まずは北口を出て、Y,sマートとYモバイルの間の通りを進みます。
モスバーガーを通り過ぎて、小島団地も通り過ぎます。
突き当りにABCマートがあり、ここを左折します。
少し行くと朝日信金があるので、この裏手に見えてる陸橋を渡ると到着です。
ここから昇れば信号を全部回避できます。
陸橋から見た「行船公園前」交差点です。五差路になっているので、下からいくと2つ信号を渡らないといけません。
この画像の奥、右手に見えてる木のあたりが行船公園の入り口です。
到着すると、すぐ動物園の入り口、奥に進むと噴水とジャンボスライダーが見えてきます。
行船公園(宇喜田公園)の駐車場
車の場合は船堀街道沿いに第一駐車場と第二駐車場がありますが、行船公園に行くなら第二駐車場の方が近いし広いのでお勧めです。
たぶん100台くらいは停まるのかな、満車になってるのは見たことないです。
こっちが第一駐車場。
第一駐車場、第二駐車場ともに船堀街道沿いから入れます、ちょうど画像に写ってるスシローの向いあたりが第二駐車場の入り口になっています。
以上、長くなりましたが西葛西が誇る区立公園、行船公園の紹介でした!動物園はまた別で書きます!