LINE@も始めました! 西葛西のお得な情報配信中~ クーポン詳細はこちら >>

7月フルオープンの香港花園(中葛西)オーナー・鄧徳勝さんインタビュー!香港飲茶の魅力とは?

©KISEKI JAPAN

6月のプレオープン期間を経て、7月1日に正式オープンしたばかりの香港飲茶専門店・香港花園(HongKong Garden)。

葛西駅近で本格的な飲茶を楽しめるお店として、口コミで噂が広まっています。

そのオーナーで、ミシュランガイドの星を獲得した経歴を持つ鄧徳勝さんに直撃インタビュー!

香港花園のこだわりやオススメ料理はもちろん、飲茶のマナーやその裏話まで、たっぷりとお伺いしてきました。

 

香港花園・鄧徳勝さん直撃インタビュー

鄧徳勝さんのプロフィール

香港花園を訪れたら、まずはメニューの表紙を見てみてください。

そこには、オーナー鄧さんの輝かしいプロフィールが!

数々の一流ホテルでシェフとして腕を振るい、マンダリンオリエンタル東京「SENSE」では料理長として、2014年から4年連続でミシュランの星を獲得している鄧さん。海鮮ものをふんだんに取り入れた広東料理を得意とし、本場・香港の味を追求し続けてきたという鄧さんに、葛西の地で香港飲茶の専門店をオープンした理由をお伺いしてみました。

 

香港花園のこだわり

「葛西にオープンしたのは、実はたまたまなんです。たまたま、いい物件があった。僕は西亀有にもチャイニーズのお店を出していて、よく『なんでもっと都心でやらないの?』って言われるんですが、場所はどこでもいいんですよ。ただ、僕は飲茶が好きなので、たくさんの人に食べてもらいたい、美味しい飲茶のお店をつくったら皆が来てくれるんじゃないか、そう思って香港花園をオープンしたんです」

柚子

鄧さんは高級ホテルで料理長をなさっていたんですよね

「もともとはね。でも、一流ホテルってドレスコードがあって、小さな子どもは入れなかったりするんです。でもね、それはちょっと違うんじゃないかって。僕は、小さい頃の食事って、その時間の使い方すべてが財産だと思うんですよ。たとえば寿司を食べに行くんなら、3万円出して銀座の高級料亭に行くよりも、休みの日にお父さんが車を出して、家族みんなで海沿いの市場に行く。で、朝のワーッと活気のある様子を子どもに見せて、新鮮な魚を皆で腹いっぱい食べる。それが財産ですよ。

子どもたちに何か財産を残したいと思ったら、気軽に行けるようなお店で、ホテルクオリティの点心を食べさせてあげたい。だから、このお店を始めたんです」

©KISEKI JAPAN

鄧さんはあの人気番組「ゴチになります!」に出演したこともあるんだそう。そんなハイクオリティな料理を気軽にいただけるなんて、すごいことですよね。

 

コンセプトは公園の中のレストラン

大きな公園の中に、こんなぶち抜きの開けた建物があって、そこで飲茶が楽しめたらいいなと思って、香港花園(ガーデン)という名前にしたんです

鄧徳勝さん

柚子

なるほど、公園! だから座席も緑なんですか
あ、それは僕、翡翠が好きなんで、翡翠色にしたんですよ。ロゴの赤は中国のイメージ色です。テーブルも、僕は木の色が好きだから、黒っぽい茶色じゃなくて赤茶にしました。全体的にモダンな色合いになるよう、バランスにも気を配ってます

鄧徳勝さん

柚子

お店のロゴやマークもすごく素敵で、インテリアとして馴染んでますよね

「フォトスポットとしても映えるように、施工会社の人にお願いして入れたんです。公園のイメージなんで、道路側の壁もぶち抜いて窓にして、外の光が入るようにしました。

椅子も座り心地がいいように、少し軟らかめにしてあります。のんびりと飲茶を楽しんでいただきたいのに、お尻が痛くなって帰っちゃうんじゃ困りますから(笑)」

お店の内装やインテリアにも、鄧さんのこだわりとお客様への気配りが感じられます。

 

鄧さんのイチオシ!

柚子

すごい! いろんな点心があるんですね
本来はもっとあるんですよ。今はまだスタッフも慣れていないので減らしてますが、この3倍はあるので、これから徐々に増やしていく予定です

鄧徳勝さん

通常、点心は一籠に三つずつ入っていることが多いのですが、香港花園では一籠二つがスタンダード。3人なら一つ追加もできるようになっています。これも「いろんなものを食べてもらうっていうのが点心の醍醐味なので」という鄧さんのこだわりなんだそう。

そんな鄧さんにイチオシメニューを聞いてみると…

「そうですね。まずは定番の香港メロンパン椎茸まんもオススメです。エビ蒸し餃子もプリプリですし、もみじ(鶏の足)の蒸しものは中国人なら必ず食べます。豚スペアリブも定番の黒豆ソースだけじゃなく、プラムソースもあって、旨いですよ。あとは香港ピロシキも…って、きりがないですね、全部オススメなんで(笑)

それから、これはまだお出しできていないんですが、腸粉っていうクレープみたいな点心も絶品なので、今後、期待していてください」

 

香港飲茶のマナーと由来

そもそも飲茶というのは、中国茶を飲みながら点心をいただくという、広東省や香港の食習慣のこと。だからこそ、広東料理・香港スタイルを得意とする鄧さんにとって、点心はこだわり続けたい大切なテーマなんだそう。

「香港は1997年までイギリス領だったので、アフタヌーンティーが盛んでした。昔は自慢の小鳥や金魚を籠や鉢に入れて持っていき、それを眺めながらプーアール茶やジャスミン茶を飲んで、点心をつまむという文化が根付いていたんですよ。そこからお茶を楽しむためのさまざまなマナーも生まれました」

「たとえば、急須にお湯を足してほしいときは、こうやって蓋をずらしておくんですが、その由来には深~い話があるんです。聞きたいですか?

昔、あるおじいちゃんが自慢の小鳥と一緒にアフタヌーンティーを楽しんでいました。皆は自分の小鳥を鳥かごに入れるんですが、おじいちゃんは小鳥ととっても仲良しだったので、自分の肩にのせてたんですね。で、途中でトイレに行きたくなったので、その小鳥を、ちょうど空になっていた急須に入れて席を立ったんです。ところが運悪く、そこに店のおばちゃんが来て、急須を持ち上げてみたら軽かった。で、気を利かせて熱湯をジャーッと注いじゃったんです。・・・そういうね、悲しいストーリーがあるんですよ。

だから香港でも中国でも、急須の蓋が閉まっていたら、お店の人は絶対に触りません」

「それから、香港のお店ではお茶やお料理が運ばれてきたり、急須にお湯を足してもらったりしたときに、指でこうトントンってテーブルを叩くんです。これは『ありがとう』の合図です。こうすれば会話を中断せずに謝意を伝えられますよね。

これは昔、皇帝がお忍びで料亭に出かけたとき、同じテーブルについた家来たちが皇帝からお酒を注がれて、本当ならそんな恐れ多いことは許されない、床に跪いて頭を下げたいけれど、お忍びだからそんなことをしたらバレてしまう。それで、指をこうやって折り曲げてトントンっとすることで、私は跪いてありがとうと言っていますって示したのが始まりなんです」

他にもこうした飲茶にまつわるストーリーを、鄧さんはたくさんご存じだそう。もしお店でお会いするチャンスがあったら、聞いてみてはいかがでしょうか。

 

鄧さんインタビューの感想

©KISEKI JAPAN

鄧さんは西亀有でギャラリーという本格オリエンタルモダンチャイニーズのお店も開いています。こちらは画廊や美術館のような場所で、素敵な絵画を眺めながら食事を楽しんでほしいというコンセプトだそう。

料理のクオリティを追求するだけでなく、飲茶や食事をする場所の雰囲気、そしてそこにまつわるさまざまなストーリーをも大切にしている鄧さん。そんな鄧さんのこだわりを、ぜひ味わってみてください!

 

おまけ

後日、どーしても食べたくて、香港メロンパン(バター付き)をテイクアウトしちゃいました。

たっぷりのバターが温かいメロンパンにジワーッと溶け込んで、まさに禁断の旨さですヨ!

 

香港花園の店舗情報

住所・地図

電話番号

0368269924

営業時間

11:30~21:00

定休日 なし

新規オープン!中葛西で本格飲茶を楽しめる「香港花園」で絶品ランチ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


西葛西ドットコム限定クーポン配信中
西葛西の飲食店で使える割引クーポンです!
割引クーポン配信中⇒
西葛西ドットコム限定