リトルインディア西葛西ここにあり！デイワリフェスタ2022レポート

こんにちは。あおさぎです。
秋晴れのさわやかな一日、３年ぶりの「デイワリフェスタ」が開催されました。
テレビの情報番組などで、西葛西＝インドと言う取り上げ方をされる機会が増えて、すっかりイメージが定着していますね。

映画「翔んで埼玉」。この中で、ビンに封じ込めた空気の匂いから、東京の地域を当てるという「東京テイスティング」が行われ…（動画見てね）

ツンと鼻につくスパイシーな匂い。

ほんのりと潮風の匂いがする…

これは…東京でインド人が最も多く住む…

なおかつ、海が近い場所…

西葛西！

と、言い当てられています。

会場がどよめき、「えっ西葛西って千葉じゃなかったの！？」「信じられない！私もずっと千葉だと…」「あの、都会指数の著しく低い西葛西を当てるとは…！！」という叫びが…

まあそれは置いといて、西葛西と言えばインド。その西葛西が、一年で最もインドに近づく日、それがデイワリフェスタです。

21回目のデイワリフェスタ！

西葛西のデイワリフェスタは、今年で21回目。コロナで2年間中止で（たぶん）、さらにその前2019年も、台風直撃？とかでなかったり（延期でしたっけ？）で、なんだかすごーく久しぶりです！

デイワリって、ヒンドゥー教のお正月みたいなものだそうです｡10月下旬から11月上旬くらいに開催。インドは多様性の国なので、8割を占めるヒンドゥー教でも地域によって解釈が異なり、さらにシーク教、ジャイナ教など少数宗派にも別の解釈がアリでいろいろらしいですが、大まかに言って「悪（闇）に光（善）が打ち勝つ新年を祝う」というコンセプトらしいです。ようわからんがなんかめでたい！のです。

さらに今回はタイミング的に西洋の万聖節（ハロウィン）も混じっていて、会場にはハロウィン仮装の人もちらほら。。。こうなるともう何のお祭りかわかりませんが、雰囲気インターナショナルでそれはそれで面白い感じでした。ビバ西葛西！

デイワリフェスタ、以前は、新田６号公園でやっていたんですよね。今回は、地元民にはお馴染み、駅前の「かいじゅう公園」です。正式名称は「子供の広場」ですね（「子ども」じゃなくて「子供」なのが時代を感じさせます）。

10時開始で、もうほんとにすごい人手でした。下に「かいじゅう公園」そして、向こう側に江戸川区清新町が見えます。お昼近くになると人があふれ返って…公園の中を歩くことも困難なくらいでした。

奥に見える清新町は、清新北ハイツ、シティコープ清新、清新プラザ、清新中央ハイツ、清新南ハイツ、都営住宅など実は細かく分かれていて、その中でも分譲エリアと賃貸エリアがあるのですが、賃貸のほうがUR（都市公団）なので気軽に住みやすく、インドの方がとても多く住んでいる地域なんです。ちょっと検索したら、東京のインド人の3割が西葛西在住とか？納得です！

ステージがとにかく面白い！

広場の真ん中にステージ設置です。次から次へと絶え間なく、出し物が続きます。ものすごい人で基本立ち見なんですが、本当に楽しいですよ。大人も子どももノリノリで拍手をしたり、一緒に踊ったり。

右がわの中央の男性は、有名なチャンドラニさんです。「リトルインディア」西葛西インド人コミュニティの中心となっている方です。情報番組などで、「西葛西」が取り上げられると、よく登場されていますね。

もうすぐ出番？ドキドキしながら見ている後ろ姿が可愛いですね。子どもたちの出し物もたくさんあり、小さい子から10代のお子さんまで、キュートでクールでしたよ。

あおさぎには実は子どもがいますが、我が子らが社会に出るころには、日本はさらに高齢化が進み勤労人口は減り、日本で働く外国の方は今以上に増加するでしょう。日本はいま以上に、外国の方を受け入れて成立する社会になることは間違いないです。そのとき、我が子らはこの若者たちと共に生き、働くはず。どうか日本を、西葛西をよろしく！という気持ちで見ていました(笑)

食でインドを知ろう！

数々のカレー。お昼前後はものすごい行列でした！

↑こちらは「サモサ」。揚げまんじゅう？みたいな。インドの定番です。

↑タンドリーチキン。ヨーグルト、ニンニク、ショウガ、カレー粉、ケチャップ、お好みのスパイスなどに鶏肉を漬け込んで焼きます。おうちでも簡単にできます。

↑ナン？チャパティ？どっちでしょう？個人的にはチャパティがおすすめ。ナンは精製した小麦粉、チャパティは全粒粉らしいです。「アタ」という全粒粉をインド食材店で買うと、水と練ってこねて焼くだけでおうちカレーに合います。

インドの方が多いだけに、西葛西には、たくさんのインド食材店があります。日本人にはなじみのない食材も多いですが、簡単に調理できて取り入れられる食材も多くありますので、いちど足を運んでみてはいかがでしょうか。「アタ」でつくるチャパティはとても簡単で、大人も子どもも大好きだと思います。

最後は大抽選会！

実は500円で、「くじ」を販売していました。夕方から、抽選会が始まり、次々当選番号が発表。

何が商品だったのか？アナウンスは基本が英語（インドなまりの英語）で、さらにステージ上で人がわちゃわちゃと多くてよくわからなかったのですが…パールネックレスやウィスキー、ディナークーポンなどが当たったようです。当選者の方に、司会者が「where are you from?」と質問すると、西葛西はもちろんですが、多摩地区、埼玉、千葉方面などからいらっしゃった方も。

↑手書きがいい味わいです。なんでも今回のデイワリフェスタ、開催決定がたった３週間前で？(笑)あったとかなんとか…？短い準備期間で、でもみんなが楽しめた1日となって、けっこう大成功じゃないかなと思います。関係者の皆様、お疲れ様です！

コロナで、食べたり飲んだり、人が大勢集まったり…というイベントは避けられてきたので、今日のデイワリは本当に久しぶり感がありました。インドの方も日本の方もマスクはしていたにせよ、「コロナ前の日常」に戻ったような一日でした。

また来年！