今回おじゃましたのは西葛西駅北口にあるラーメン屋「卍力」さん。読み方は「まんりき」。この店、ただのラーメン屋ではないのです。ネットでメニューの写真を見たところ、何とラーメンがパクチーまみれ。どうやら、「卍力」さんはパクチーやスパイスがウリのラーメン屋らしいのです。「いや、パクチーとか食べれないし……」という人にも朗報がありますよ。
オープンしたの2014年5月7日。半年くらいしたころから並ばずには食べれない店に・・・。
卍力に行った感想
お店の外観
まずはお店の遠景から。
やはり並んでる……!
写真を見てもらえればわかると思いますが、お店があるのは表通りではなく住宅街。それにもかかわらず、この行列です。時間帯は平日のランチタイムとはいえ、これだけならんでいるのは西葛西ではここくらいかもしれません。それにしても、昨今、パクチーが人気とは聞いていたものの、ここまでとは……。
お店の看板はこちらになります。
店内の雰囲気
店内はわざと照明を薄暗くする演出です。全席がカウンター。パクチーだから女性客が多いかなと思ったらそんなこともなく、男女程よい比率の客層です。
店内にはパクチーの香りよりもスパイスの香りが漂います。たまにニンニクのにおいが混じってくると、ああ、ラーメン屋さんなんだなぁと感じます。
店内は仏像の置物など、東南アジアを彷彿とさせる雑貨が飾られていました。
厨房の店員さんが湯切りをします。薄暗い中もうもうと立ちこめる湯気が灯りに照らされ、その向こうの店員さんがとても神々しく見える様は圧巻です。
メニュー表
卍力さんは食券制です。メニューには看板メニューであるスパイスラー麺のほか、肉めしなんていうのもあります。
また、トッピングも自在で、メニューには「パクチーマシマシ」なんて言うラーメン二郎みたいなトッピングも。
そして、「いや、パクチーとか苦手だし……」と、ここまで半ば白けながらも読んでくれたあなたに朗報!
パクチーはネギに変えられる! パクチーな苦手な人でもウェルカムなお店なのです。
おすすめメニュー
それでは、さっそく食べてみましょう! 看板メニューのスパイスラー麺!
おや、意外とパクチーが少ない。もっと山盛りになってる写真を見たんだけど。ははーん、さてはあの写真はパクチーマシマシだなぁ?
この写真は、スタンダードなパクチーの量です。
実は、パクチーってこれくらいが適量だそうです。本場ベトナムでは、パクチーはそばの薬味のような存在。パクチーを山盛りにして食べるのを現地の人が見たら、逆に驚くそうです。日本でそばにネギを山盛りに入れてるようなものですから。
そう考えると、ラーメンにチョンとパクチーを乗せる卍力さんは、なかなかの本格派と言えます。
さて、気になる味ですが、
スープの味が濃い! この濃さは、富山ブラックに匹敵するほどです。
少し遅れてパクチーのあの風味が口の中にぶわっと広がります。
ただ、それも長くは続きません。一通りパクチーの風味が鼻をぬけると、スパイスの味が蘇ります。
これはご飯が欲しくなる味。
ああ、いいところにご飯が! 肉めしが!
肉の味はたれが効いていて、ご飯の部分はスパイスラー麺のいいアクセントになります。
さて、スパイスラー麺は名前の通りスパイスが入っているのでもちろん辛さはあるのですが、舌がやけどするような辛さではなく、喉の奥に焼けつくような辛さでもなく、額が汗ばむ健康的な辛さです。
これは、本格的な東南アジアの料理ですね。「ラーメンの東南アジア風」なのではなく、「東南アジア料理のラーメン風」なのです。
これは癖になる・・・。
ちなみに、下記パクチーマシマシの画像です(Twitterより拝借
とんでもないパクチーの量ですね(笑
今日は子どもあずけてYとラーメン #パクチーラーメン #万力 pic.twitter.com/ogbsjHBdZt
— かわまん2@セブ🐙 (@kawaman002) 2016年3月28日
卍力の詳細
営業時間
11:30~21:00
定休日は水曜日。
住所・お店への行き方
東京都江戸川区西葛西3-16-5
お店へ行くにはまず、西葛西駅の北口を出ます。
駅前のメイン通りを北へ進みます。
Y,sマートとYモバイルの間の道をまっすぐですね。
左折してこの道を進むと、卍力にたどり着きます。
子連れの客への対応
特に子連れの客に対して何か特別な対応をしている、といった感じはないですね。
ランチや女子会で使えるか
カウンター席しかないので、数人での来店には向いていません。
一方で、二人連れの女性客はいました。そのくらいの人数がちょうどいいと思います。
全体の感想
パクチーよりもスパイスの印象が強いラーメンですね。一人で行くか、誰かと二人で行くかが一番いいでしょう。
東南アジアの料理に興味があるけど、ちょっと敷居が高い、という人にとっては、東南アジアへの登竜門になるお店でしょう。