こんにちは、柚子です。
いよいよ今週末(11/3)にオープンする「魔法の文学館」。
その魅惑の世界がメディアでも続々と紹介されていますね。
児童文学館ということで、置かれているのはもちろん絵本や児童書がメインですが、
実は本を楽しむ以外にもたくさんの見どころがあるんです!
大人でも思わずハマっちゃう魅力の数々を、前回に引き続きリポートします。
もくじ
魔法の文学館ってどんなところ?
館長の角野栄子さんってどんな人?
ジブリ映画として大ヒットした『魔女の宅急便』の原作者である角野栄子さん。
他にもおばけのアッチやコッチが活躍する「小さなおばけ」シリーズや『リンゴちゃん』、『大どろぼうブラブラ氏』、「シップ船長」シリーズなど数多くの絵本や童話を手がけ、2018年には児童文学界のノーベル賞ともいわれる国際アンデルセン賞を受賞しています。
そんな角野さんが3歳から23歳までを過ごされていたのが江戸川区だったということで、その功績や世界観をクローズアップした児童文学館がなぎさ公園内にオープンすることになったのです。
幼少期から思春期を過ごした江戸川のほとりでの想い出の数々は、彼女の創作活動にも生かされているそう。
身近な景色が彼女の生み出す物語の中に溶け込んでいるのかも…と思うと、ちょっとワクワクしませんか。
「カラフルな魔女」のTVや映画も公開
とってもオシャレで可愛らしい角野さん。
実はそんな彼女のライフスタイルにも注目が集まっています。
NHKでは2020年から不定期に「カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし」というドキュメンタリー番組を放送。
次回は「憧れキャンピングカーの旅」というタイトルで、11月5日(日)放送予定となっています。
※詳細情報はこちらから
また、2024年1月26日(金)からは同タイトルの映画も公開予定(公式サイト)。
「想像力こそ、人間が持つ一番の魔法」と語る角野さんの暮らしぶりには、毎日を輝かせるヒントがたくさん詰まっていそうです。
角野栄子さんからのメッセージ
魔法の文学館では、角野さんが大きな画面を通して、本の魅力について直接語りかけてくれます。
また館長就任にあたり、角野さんからこんなメッセージも寄せられています。
「本には発見があります。冒険があります。想像する喜びがあります。また本はその人の一生を豊かにしてくれるでしょう。私はこれこそが、この文学館が持っている魔法だと思っています」
あなたもそんな素敵な魔法を体感しに行ってみませんか。
館内の見どころ
栄子さんのアトリエ(2F)
現在は鎌倉にお住まいの角野さん。
館内にはその仕事場を模したコーナーも設けられていて、角野さんの暮らしの一端を垣間見ることができます。
テーマカラーの「いちご色」の本棚にはお気に入りの本や雑貨がたくさん並べられ、「こんなふうに好きなものに囲まれながら仕事をするのって素敵だなあ」と憧れの念が…。
おっ、漫画『NANA』もある!
ちょっと親近感がわいちゃいます。
楽しいフィギュアもいっぱいで、じっくり眺めていたらあっという間に時間が過ぎちゃいそう。
普段着やお気に入りのアクセサリーなども展示され、服装への細やかな気配りも明かされています。
江戸川区とのかかわりについての展示もありましたよ。
ギャラリー(2F)
こちらでは児童文学に関する企画展が開催され、半年ごとに内容が変わります。
第1回展(~2024年4月8日まで)は角野さんの魔女人形のコレクションを紹介する「魔女まじょ展」。
彼女が世界中を旅しながら集めた魔女たちがフロアに並ぶ様子は圧巻です。
この右側の人形がコレクション第1号だそう。
ドイツに行ったときにプレゼントされた「ゾゾさん」です。
旅先での想い出や気づきをメモした手帳も公開。
角野さんの創作活動の一端に触れられます。
カフェ・キキ(3F)
なんと、角野さんの本に登場するスペシャルメニューが楽しめるカフェもあるんです!
メニューももちろんいちご色。
「おばけのアッチ」に出てくる“オムライス山”をイメージしたキキ ライス。
「おばけのアッチ」で人気のふたごのねずみ“チ”と“キ”をイメージしたサンドイッチ。
可愛らしいデザートもあります。
壁二面がガラス張りで、目の前には旧江戸川ののどかな景色が広がります。
まるでテラスにいるかのような開放感が味わえるのも素敵!
ショップ(1F)
角野さんの絵本に登場するキャラクターグッズの他、角野さん愛用のアトリエコートなどの限定商品が買えるショップもあります。
魔法の文学館のオリジナルグッズも販売。
魔法の文学館の魅力が詰まったガイドブックもありました!
ラッピングバスも走行中!
10月1日より、「魔女の宅急便」などのイラストが描かれた都営バスも運行しています。
葛西駅~葛西臨海公園駅間を走る「葛西21系統」のバス計9台に、「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ」、「リンゴちゃんシリーズ」などのキャラクターが描かれています。
デザインしたのは「東京コミュニケーションアート専門学校」の学生さんたち。
街中でこんな楽しいバスに遭遇したら、ラッキーですよね。
<追記 11/27>
西葛西でも走ってました!!
亀29系統(なぎさニュータウン~西葛西駅~西大島駅~亀有駅)のバスでしたよ。
遭遇するとワクワクします♪
皆さんも探してみてくださいね~
魔法の文学館のまとめ
本の魅力はもちろん、角野栄子さんの素敵な生き方にも触れられる魔法の文学館。
お気に入りの本を読みふけるのもよし、
栄子さんのアトリエやギャラリーをじっくり鑑賞するのもよし、
眺めの良いカフェでゆったりとくつろぐのもよし。
訪れる人が自由に、自分らしい時間を楽しむことこそが、「自分の『好き』を大切にする」角野さんのスタイルに合った過ごし方なのではないでしょうか。
そんな角野さんの生き方に共感したら、直接お手紙を書いてみることもできますよ!
「本は目に見えない不思議な力を持っています。読む人の心に寄り添い、一生涯励まし続ける、魔法の力です。この文学館を訪れた皆さんが、自分だけの魔法を見つけて、家に持って帰ってくれたら、こんなにうれしいことはありません」と角野さん。
江戸川区の新たな名所となるであろう魔法の文学館で、あなたも素敵な1日を過ごしてみませんか。
魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)の施設情報
住所・地図
電話番号
開館時間
9:30~17:30(最終入館 16:30)
休館日
火曜日、年末年始(12/29~1/3)
入館料
一般(15歳以上) 700円
こども(4歳~中学生) 300円
※江戸川区在住・在勤・在学者は、一般500円、こども200円。入館時に証明できるものを提示。
入館方法
日時指定の事前予約制(予約状況に余裕がある場合は当日受付も可)
※詳細は公式サイトでご確認ください。
WEB情報
魔法の文学館の公式サイトはこちらから
優しい配慮
・バリアフリートイレ、授乳室があります。
・障碍者は入館料半額、介助者は1人まで無料(入館時に障碍者手帳等を提示)